作品解説

朱鷺島−創作能「トキ」の誕生 (2007/color/digital/81min)

監督:三宅流

観世流能楽師の津村禮次郎は30年来、毎年夏に佐渡に通い、学生たちへの稽古や薪能公演を行なってきた。2006年相川の春日神社で、失われた能舞台を復興するプロジェクトが行なわれ、能舞台の復興を記念して、佐渡市は津村禮次郎に能の公演を依頼した。津村禮次郎は地元佐渡を題材にした新作能を作りたいと思い、朱鷺が再び佐渡の空に飛翔してほしい、という願いを込めて、朱鷺を題材にした新作能を作り上げることにした。津村禮次郎は佐渡市の小学校の子供たちに朱鷺に関する詩をよせてもらい、その詩をもとに能の謡(うたい)を作り上げた。また、佐渡を拠点に活動する世界的な太鼓パフォーマンス集団「鼓童(こどう)」のメンバーにも参加してもらい、既存の能の枠を超えた、佐渡色豊かな新作能となった。

東京で能楽師たちやお囃子方たちとディスカッションしながら能を作り上げていく姿、佐渡での、能楽師と異ジャンルのパフォーマーである鼓童のメンバーとのやりとり、地元の人々が手作りで舞台の仕込みを行なっていく姿、普段なかなか目にすることの出来ない場面をこのドキュメンタリー映画は捉えている。


今夏、ポレポレ東中野にてロードショー上映決定

配給:「朱鷺島」上映委員会/後援:佐渡市 佐渡市観光協会/2007年/カラー/Digital/4:3/81分